2006年11月9日
「福島県知事選応援演説にて」
私が今日、お邪魔致しましたのは、私も常磐線沿線組の中間であり、「スーパーひたち」は素通りしましたが、石岡市出身です。いわき市には、お知り合いの方もいます。現在、国会では自民党の坂本剛二先生、吉野正芳先生、さらに、衆議院議員岩城光英先生がたいへんご活躍しておられますが、今度、福島県の知事選に、地元の勿来(なこそ)で生まれ育った「森まさこさん」が立候補されたということで、ぜひとも、この、いわき市から知事を誕生させていただきたい。まさに「いわき時代」が到来するのです。
今回の知事選は、前知事の贈収賄事件を受けての出直し選挙であります。この選挙を、この際、福島県の名誉を挽回するチャンスと生かすか、それとも、これまでと変化なしなのか、全国民が注目している選挙であります。
新しい知事に、先ず求められる条件は、一連の汚職事件とは全く無縁で、クリーンであることが大前提だということであります。今までのつながりがあって、前知事と多かれ少なかれ昵懇(じっこん)だということであってはなりません。何のために出直し選挙をするのか、県民の皆様方は、申すまでもなく十分にご承知とは思いますが、その点をさらにご理解いただきたいと願っております。同様の方では、出直し選挙をする意味は全く無いと私は考えます。
今回の選挙に至った事件は、長期政権の中での驕り、癒着が生んだ腐敗によるものであることは間違いありません。森まさこ候補は、そういう世界とは別の世界で大変なご苦労されて高校、大学を経て弁護士になられ、「弱い方の味方」として人権擁護派として様々な実績を挙げてこられた方であります。そして、今回の選挙においては、知事の任期は「二期八年まで」を明細に公約にしています。今日は大阪の太田房枝知事、北海道の高橋はるみ知事もおいでになっているが、今度は福島県の森まさ子知事の誕生の番です。
実は、恥ずかしいことでありますが、私の出身の茨城県でも、五期目の知事がゼネコン汚職で逮捕されました。私どもは、知事多選のあり方について検討を致しておりますが、これは古くて新しい問題で、法律で規制するということは率直に申し上げて難しいところもあります。憲法上、公職選挙法上の、職業の選択の自由、法の下の平等により、なかなか法律で多選を禁止するのは困難であるというのが現実であります。そこで、住民の皆様方が、この際、「多選No!」を突きつけて、健全な県政を目指す「森まさこ候補」を知事にしようではありませんか。
私は多選禁止のため、二つのことを提案したいと思います。一つは、「多選自粛条例の制定」です。既に多選禁止は、住民の間からの声を反映して全国的に拡がり、埼玉県や川崎市、東京の区部などでは条例の制定を決めております。また、ご案内のように、東北地方では、宮城県の知事が昨年、三期で身を引き、岩手県でも、現職知事が来年の四選不出馬を表明しています。福島県では、それができないのでしょうか、いや、先ほど申しましたように、「森まさこ候補」は「二期しかやらない」ことを自ら選挙公約にしております。つまり、福島県が腐敗勢力、不正勢力、弱者を踏みにじる勢力と戦うために、「森候補」は敢然と立ち上がったのであります。
本日も自民党の党改革実行本部が取りまとめたがもう一つは、私ども政党が多選禁止策を打ち出しました。知事は権力が集中するだけに、ともすれば腐敗の温床と見られることもあります。そこで、知事選の場合、自民党は三選までしか推さない。四期以上は公認推薦しないことにしました。これを、私は知事のみならず、政令指定都市まで広げ、中核都市や一般市町村でも今は検討することにしました。
これからは、ほんとうの「地方の時代」と言われております。私どもも、大都市と地方都市との格差をいかに埋め、活力のある街づくりをするのか、これが最大の課題だと認識いたしております。幸い、景気もイザナギ景気を超えて息の長い回復を続けております。この“果実”を大都市から地方都市へ、大企業から中小企業へ、正規社員から非正規社員へと委譲することによって、格差の是正を解決していくとともに医療や年金、介護といったセイフティネットによる社会保障の充実をはかることによって、福島県を再び活性化する地域にしていかなければなりません。
いずれにしても、国と福島県、そして、いわき市とが、しっかりと手を結んで、今度の知事選において県政を刷新し、将来へ向けて希望の持てる地域づくりのためにがんばっていこうではありませんか。今回の知事選は「知名度」か、「クリーン度」かという戦いであると言われていますが、まさに良識が問われる戦いであります。
「クリーン」を掲げて起ちあがった森まさこ候補は、また、金融庁の中堅幹部職員を務めた政策にも明るい、即戦力の、安心して県政を任せられる心強い実務家でもあります。「改革」を旗印に、国民のため、県民のための政治を強く願う私ども自由民主党が、公明党とともに、「森まさこ」さんを候補者として推薦した理由はそこにあります。
(福島県「福島県知事選応援」にて)