自民党茨城県第六選挙区支部の総会に、皆様方、ご多用中にも拘わらずご出席を賜りまして有難うございます。
国会の会期は、23日までの予定でありましたが、先ほど、会期を12日間延長し、参議院選挙は、7月12日公示、29日投票の方向となりました。これは、参議院で国家公務員の天下りを規制する公務員制度改革関連法案など重要法案がまだ成立しておらないためであります。
いずれにしましても、年金行政の混乱で、わが党に強い逆風が吹いておりますが、この茨城県は全国でも屈指の、自民党組織がしっかりと強いところであり、地方区、全国比例区においても、わが党の底力を発揮しなければなりません。私自身も党三役の一人として重い立場にあり、全力で取り組む決意でありますので、党員、党友の皆様の一層のご指導、ご支援を心からお願い致します。
さて、年金の記録漏れをめぐる混乱は、長年に亘って社会保障問題に携わってきた者として、私自身、大変衝撃を受けており、国民の皆様にご心配とご迷惑をおかけしておりますことに心からお詫びを申し上げます。
率直に申し上げて、年金事務を担当してきた社会保険庁、厚生労働省の責任は、現役、OBを含めて重いものがあり、私自身、社会福祉行政に責任を持つ立場にあっただけに、内心忸怩たるものがあります。私は、かねてから社会保険庁の“親方日の丸的”な体質に、強い疑問を持ち、その組織の解体的出直しを主張してきた者でありますが、これほどまでに腐っていたことを把握できなかったことの不明を、今、深く恥じております。
年金記録は、基礎年金番号導入時に3億件あって、このうち2億5千万件については、既に名寄せされていますが、なお5千万件の帰属のはっきりしない年金記録が残っています。ただ、よく、“消えた年金”などと、年金記録が無くなってしまったような言い方がされますが、これは全くの誤りで、年金記録は、オンラインにしっかり残されています。その内訳は、これから年金をもらうことになる現役世代の分が2千2百15万件、すでに年金をもらっている世代の分が2千8百8十万件です。
このうち現役世代の分の2千2百15万件は、年金の裁定時に名寄せすることによって問題は解決します。口座が複数あるからといって銀行預金が消えているわけではないのと同じです。ですから現役の方の分は、実際に年金をもらうまでに名寄せすればいいのですが、今回のことで現役世代の方にも不安が生じており、今後一年かけて名寄せを行いますので、全く心配はありません。
また、年金をもらっている方は、既に申請に基づいて裁定の時に名寄せがなされております。ですから、この世代の分の2千8百80万件は、その大部分が、亡くなられた方の記録や、加入期間が短いまま退職された方、また、結婚・退職などで一時金を受給された方など受給に結びつかない記録や、あるいは、既に遺族年金をもらっている方と見られています。しかし、中には、短期間のお勤めでご本人が申請を忘れて年金額に反映されていないケースもあります。これらについても念のため1年以内に名寄せを行い、漏れのないように万全を期すこととしています。また、領収書など納付記録がない方については、全国に設置する第三者委員会で国民の立場に立って判断します。
このように5千万件の記録は、消えてしまっている訳ではありません。大きな数字が一人歩きし、いつの間にか年金記録そのものがなくなっているような誤解を与えたきらいが無きにしも非ずなのです。
また、今回は年金の時効が五年であったのを撤廃し、遡ってお払いすることになります。野党各党は、この時効撤廃法案に反対していますが、これでは本来お渡しするべき年金給付の追加が生じた場合、減額されたまま放置していてもよいと言うのでしょうか。
わが国の社会保障は、「自立と連帯」の理念のもとに、医療保険、介護保険とも、社会保険方式で行われておりますが、民主党は基礎年金の税方式を主張しております。税金でやれと言いますが、基礎年金は現在、18兆円に及んでおり、これを現在の消費税の仕組みに当てれば、12%から14%の財源が必要となります。民主党は現行の消費税5%を充当するなど、耳触りの良いことを言っておりますが、それではできないのは明白であります。
わが党の政策は、少子高齢化社会を迎え、改革を推進するという立場に一貫して立っております。しかし、民主党がかつては、「消費税の引き上げも止むなし」と言っていたのは、皆さんもご記憶の通りです。それが、このように態度を豹変させ、場当たり的、バラマキ的な政策を打ち出しています。こうした発想をどう評価されるか、国民の皆様方には十分、ご理解いただきたいと思います。
長谷川大紋候補は、党県連の幹事長としてその実力ぶりは広く知れ渡っているところであり、躍進する茨城県選出野の国会議員として、即戦力であることは言うまでもありません。何としても国政の場でその腕をおおいに発揮していただきたい。そのためにも、私どもは今回の参院選を、自信と勇気を持って戦い抜きたいと思いますので、どうぞ、皆さんの全力を挙げてのご支援をお願い申し上げます。
(ホテルグランド東雲)