今回の年金記録問題の反省に立って、私どもは、かねてから検討していた「社会保障カード」の導入を検討していきたいと思います。例えば、若い人なら、年金手帳、健康保険証を1枚に、また、お年寄りなら介護保険証も合わせ、3つの保険証を、1人1枚のカードにするもので、これによって、年金も貰えるし、医療機関にもかかれる、さらに高齢者なら介護サービスも受けられるという、社会保障サービスをすべて網羅したお年寄りにとって“夢のカード”が実現することであります。
ただ、このカードの導入にあたっては、個人情報の保護など、いくつか検討すべき問題が残されています。また、そのベースを「住民票コード」にするか、「基礎年金番号」にするかなど、意見が分かれていますが、私としては、あくまでも、社会保障のデーターを集積するという視点に立って、既に20歳以上の国民が番号を持っている基礎年金番号をベースにしてはどうかと考えています。
この結果、年金の加入漏れや二重加入は生じなくなるし、今回のような氏名の入力誤りも発生しなくなる一方で、自分の健診結果や医療費などが、医療機関に行かなくても、自分で確認できるようになる。さらに医療機関の“はしご受診”や重複検査などもなくなり、医療費適正化にも役に立つようになります。私どもは、この“夢の社会保障カード”を、4〜5年後には運用開始したいと考えております。